上の階からのドスンという大きな音。
壁を叩いているかのような連続する音。
またあの音が聞こえて来るのではないかと、気を張り続ける。
常に身構え、ドキドキしてしまう。
そんな新婚生活が、続いていました。
これは、騒音トラブルがきっかけで都内の4000万円超の新築分譲マンションを手放した、私の実体験です。
「分譲マンションなら安心」は完全に間違いだった
「騒音トラブルなんて安い賃貸マンションの話」
そう思っていました。
でも、実際は違った。
新築分譲マンションでも、騒音トラブルは起こる。
しかも賃貸マンションと、ほとんど変わらない頻度で。。。
分譲マンションの分厚いカタログにはこう書いてありました。
「防音性の高いXXXX構造を採用」
「○○等級の床を採用」
確かに窓を閉めれば、道路を走る車の音は全く聞こえません。
でもそれは気密性が高いだけ。
外からの音が聞こえない分、他の住戸からの物音は、逆にくっきりと聞こえて来るのです。
分譲マンションに入居して1か月もしないうちに、「騒音注意」張り紙が掲示されました。
我が家だけではなかったのです。
家に帰るのが怖くなった
騒音が気になりだすと、たとえ小さな物音でも気になってしまいます。
床を歩く「ドンドン」という音。
何か大きなものを引きずっているような鈍くて低い音。
遠慮なしに窓や扉を閉める「バタン」という音。
こうして、日に日にストレスが溜まっていく。
熟睡できないせいか、仕事にも集中できない。
妻のささいなミスにトゲのある発言をしてしまう。
それなのに、言い返すことが減ってきた妻。
何かがおかしい。
これまでそんなことはなかったのに。。。
こうして家に帰るのが怖くなっていったんです。
管理会社に相談しても、何も解決しなかった
もちろん、何もしなかったわけではありません。
管理会社にも電話で相談しました。
担当の方は親身になって話を聞いてくれたものの、結局は
「注意喚起の張り紙をしておきます」
で終わり。
「特定の住戸を名指しで注意することはできない」とのことでした。
現実は何も変わりません。
「家にいないようにする」生活が始まる
それでも私たち自身も、できることはやろうと思いました。
なぜなら、ちょうど生まれたばかりの大事な娘がいたからです。
私たち夫婦も大事ですが、娘に何かがあっては困る。
だから毎日朝から夕方まで、近くにある「区民ひろば」で過ごすことにしました。
まだ子供はよちよち歩きでしたが、下の階からの騒音苦情を防ぎたかったというのもあります。
自分たちが加害者になるのも嫌でしたから。
こうして、「家にいる時間をできるだけ減らす」生活を続けました。
「何のために家を買ったのか」分からなくなる
新築分譲マンションに住んでいるのに、家にいない時間が増えていく。
じゃあ、いったい何のためにマンションを買ったのか?
このままの生活は続けられないんじゃないのか?
そう思い、ファミリー向けの賃貸マンションを探しました。
でも、見学したマンションの1階には「騒音注意」の張り紙が。
分譲マンションはダメ。
賃貸マンションもダメ。
じゃあどこに住めばいいのか。。。
「逃げ場」として賃貸を借りることまで考えた
正直、もう限界でした。
「とにかく、この家から離れたい」
そう思うようになっていました。
そこで考えたのが
「一時的に避難するための賃貸マンション」
です。
分譲マンションはすぐには売れない。
引っ越し先のマンションもいい物件が見つかっていない。
でも、このまま住み続けるのも無理。
だから
「徒歩で通える距離に、もう1部屋借りよう」
というところまで、本気で考えていました。
冷静に考えれば、かなり異常な状態です。
でもそのときは、それしか選択肢がないように思えました。
住まいを一戸建てに決めた
「もう一戸建てしかない」
二人で毎晩、物件探しをした末に出た結論です。
大きなお金が必要になることは分かっていた。
自分も妻も、できればこの土地を離れたくなかった。
ママ友や近所の子供たちとも離れ離れになってしまう。
でもやるしかない。
妻も分譲マンションを気に入っていましたが、最終的に首を縦に振りました。
我が家は、新築分譲マンションを手放し、一戸建てに引っ越すことを決断しました。
住み替えで数百万円を失った
ただ、これは単なる「引っ越し」ではありません。
分譲マンションから新築一戸建てへの「住み替え」だったんです。
住み替えは
- マンションの売却手続き
- 新居の購入契約
- 住宅ローンの審査と手続き
- 引っ越し
- 家具や家電の購入
と作業が目白押し。
子供も小さかったので、正直かなり大変でした。
さらに
- 仲介手数料(マンション売却、一戸建て購入)
- 抵当権抹消費用
- 登記費用
- 譲渡所得税、不動産取得税
- 火災保険、地震保険
- 引っ越し費用
- 新居の手付金、頭金
- 住宅ローン保証料
- 家具や家電の購入費用
など、正確な金額は細かく覚えていませんが、ざっくり300万〜500万円ほどかかりました。
本来は、楽しいはずのマイホーム購入。
でも当時の私たちは
「逃げるための住み替え」
をしていました。
騒音トラブルに苦しんでいる人は、想像以上に多い
すべてが終わった後、ふと思ったんです。
「私たちは数百万円をかけ、かろうじてあのマンションから逃げ出した。でも、同じように苦しんでいる人や、引っ越し先でも同じトラブルを抱えている人、また引っ越しすらできない人もいるんじゃないか…?」
そう思い、ほかの人はマンション騒音トラブルにどう対処しているか、知りたくなったのです。
そこでマンション騒音トラブル経験者に話を聞くことにしました。
50人の事例を集めてわかったことがあります。
それはマンション騒音問題は
「我慢しても解決しない」
ということです。
そしてもう一つ。
「対応を間違えると、悪化する」
これが本当に厄介です。
騒音トラブルは「手紙」で解決できる場合がある
いろいろ調べる中で、ひとつの事実に気づきました。
騒音トラブルは「手紙」で解決するケースがある。
今となっては、我が家も上の階に手紙を出した方が良かったと思う。
でも、ここに落とし穴があります。
どんな手紙でもいいわけではありません。
実際、集めた事例を分析すると
・うまくいった手紙
・逆効果になった手紙
が、はっきり分かれていました。
つまり
「手紙の書き方で結果が変わる」
ということです。
手紙の書き方を間違えると、状況は悪化する
これは少し怖い話ですが、大事なことを言います。
騒音主に間違った伝え方をすると
・無視される
・逆ギレされる
・騒音が悪化する
こういうケースが普通にあります。
私はあのとき手紙を出しませんでしたが、これを知らずに投函していたら、さらに状況が悪くなっていたかもしれません。
では、どう書けば騒音は止まるのか?
では、どうすればいいのか。
結論はシンプルです。
「うまくいった人のパターンを使う」
これです。
私はマンション騒音トラブルを経験した50人の事例を分析して
・成功した手紙
・失敗した手紙
をすべて整理しました。
そこから見えてきたのは「3つの共通ルール」です。
引っ越しを決断する前に、試してほしいことがあります
もし今、あなたが同じように悩んでいるなら。
我が家と同じように
・家にいないようにする
・最終的に引っ越しで大きなお金を失う
という最悪なルートには、できれば進んでほしくありません。
騒音トラブルは、「最初の対応」で結果が大きく変わります。
実際に効果があった手紙の書き方と、逆効果だったNG例をまとめています。
「これなら出せる」と思える形まで具体的に落とし込んでいます。
引っ越しで数十万円、数百万円失う前に一度だけ試してみてください。


