管理会社が生活音の注意書きを掲示してくれたけど効果がない。。
手紙を書いて逆ギレされたら怖いな・・・
そんな悩みを解決します。
マンションで近隣住民の騒音を止めさせる方法の1つとして、手紙があります。
落ち着いて書けるので角が立ちにくく、マンションの掲示に比べたら、相手にも読んでもらいやすい。
でも、手紙の書き方によっては相手が逆上してきたり、騒音が一向に減らなかったりすることも。
感情に任せて手紙を書くのはお勧めできません。
この記事では、マンション騒音主への効果的な手紙の書き方や注意点を紹介します。
騒音で悩んでいる方は、ぜひ最後までどうぞ。
騒音主はクレームの手紙に敏感に反応する
まず初めに知っておきたい大切なことは、「騒音主はクレームの手紙に敏感に反応する」ことです。
騒音主に出した手紙は、本人が読んでくれます。
ただ「騒音注意の張り紙」とは違い、手紙は個人から個人へのクレームになる。
だから手紙に書いた内容は、ものすごく相手の行動に影響するのです。
「良い手紙」を書けば、相手は謝罪しに来ます(もちろん相手次第ですが)。
でも、間違った書き方をすれば、騒音を減らしてくれないばかりか、相手が逆クレームを言いに来ます。
クレームの手紙は、炎上しないように書くのが難しい。
まずは、手紙の書き方をちゃんとマスターしましょう。
クレームの手紙を書くポイント
では、騒音クレームの手紙を書くポイントを3つ紹介します。
- 自分から名乗り出る
- 相手への要望をできるだけ具体的に書く
- 相手への配慮を忘れない
ポイント① 自分から名乗り出る
「何号室の〇〇です」と自分から名乗り出るようにしましょう。
「怖いから名乗りたくない」という人もいますが、それだと騒音はなかなか解決しません。
なぜなら、相手とコミュニケーションを取ることができないから。
マンションでは「原因の分からない音」が増えてきています。
早とちりで、全く関係のない住人にクレームを入れてしまったとしたらどうでしょう?
自分が名乗っていたなら、相手から「うちの音ではない」と教えてもらえる可能性があります。
名乗り出ていなかったら騒音はなくならず、騒音と関係のない住民にずっとイライラすることになります。
これって逆に意味なくないですか?
相手に謝罪する気持ちあっても、自分が名乗らなかったら、謝りにも来ないでしょう。
ポイント② 相手への要望を具体的に言う
クレームの手紙なので、騒音についての改善要望は具体的に書きましょう。
あなたが何に困っているのか、詳しくしっかり書かないと相手は理解できません。
次の3点を詳しく手紙に書きます。
- 減らして欲しい音の種類、聞こえてくる部屋
- 減らして欲しい時間帯や曜日
- 改善して欲しい日常の行動
ポイント③ 仏の心で相手に配慮する
「仏のような広い心」で相手を思いやった手紙を書きましょう。
自分一人の事情だけでなく、相手の事情をどれくらい考えてあげられるか。
例えば、事実かどうかは別にして、一瞬だけでも次のように考えてみる。
- 相手は生活が不規則な仕事をしているかもしれない
- 音がここまで響いているのを知らないだけかもしれない
- ウォーターハンマー音やエレベーターの音など住民レベルでは解決できない問題かもしれない
- 上の階ではなく、下の階が原因かもしれない
- こういう自分も、周りに生活音で迷惑をかけているかもしれない
こう考えてみると、クレームの手紙の書きぶりも、だいぶ変わってくるはずです。
クレームの手紙を書くときの注意点
クレームの手紙を書くポイントが分かったところで、今度は注意点を4つ紹介します。
注意点① 感情に任せて手紙を書かない
感情に任せて書いた手紙は、事実だとしても相手の怒りを買います。
「あの家は非常識。許せない!」と思っていても、まずは冷静になるのが超重要です。
あなたは今、騒音で毎日イライラしていることでしょう。
そのうち慣れるだろうと思っていたけど、音は減らないし、気になる一方。
管理会社に相談してみたけど効果なし。
手紙で「あなたの生活音こそ大迷惑なんです」とビシッと言ってやりたい!
そんな気持ちで、このページ見てますよね?
でも手紙を書くとき絶対にやっちゃいけないのは、相手を頭ごなしに悪人扱いすること。
まずは冷静になりましょう。
注意点② 無茶な要望はしない
人間が生活をしてる以上、音をゼロにするのはどうやっても不可能です。
防音性能の高い最近のマンションでも、当然ながら騒音はあります。
それなのに
「子供の足音が一切聞こえないようにしつけしろ」
「生活音を減らせないなら今すぐ出ていけ」
という要求はさすがに無茶。
だって出来ないから。
こういう行き過ぎた要求を手紙で書いたりすると、騒音が減ることはないばかりか、相手が逆ギレすることも。
自分の騒音被害を正当化したい気持ちは分かります。
でも、相手にもできることと出来ないことがある。
実現可能な要望をしましょう。
注意点③ 騒音源の特定は慎重に
「騒音源の特定は素人では無理」と考えましょう。
鉄筋コンクリート構造のマンションは、音の響き方が複雑です。
騒音源が「隣の住戸」だと思ったら「2つ下の住戸」だった、というケースもあるほど。
一方で、木造アパートは音の響き方が単純で、どの住戸の音かは比較的分かりやすい。
木造住宅と同じ感覚で騒音源を決めつけると、相手から反感を買う可能性があります。
注意点④ 男性は手紙を書かないほうがいい
男性は騒音クレームの手紙を書くのをおススメしません。
男性は、相手を思いやる気持ちがない手紙を書いて失敗します。
女性の書いた手紙なら、相手が謝罪に来ることも。
クレームの手紙はかならず女性に書いてもらいましょう。
手紙を書いてくれる人がいない場合は、この後に紹介する手紙の実例集を参考にしてください。
騒音主への手紙の実例
騒音主へ書く手紙は、騒音の種類や隣人の生活パターンに合わせた文章が効果的です。
そこで、騒音トラブルで実際に相手に送った手紙のうち、効果があった手紙を20通まとめました。
「足音」「騒ぎ声」「ペットの鳴き声」「オーディオの音」など、さまざまな騒音を解決した実績があります。
もちろん女性が書いた優秀な文章もあります。
手紙が苦手な人や、どうしても失敗したくない人は参考にしてください。
まとめ:上手く行くも行かないも文章次第
以上、マンションの騒音主へ送る手紙の書き方と注意点を説明してきました。
騒音の解決には手紙の内容は大事です。
感情的になって無茶なことを書くのだけは絶対にやめましょう。